第一章 雇い主「いやぁ~今日も見つからなかった。」彼は戯双落ちこぼれ忍者隊の隊長だ。先に忍者隊のメンバー紹介をしておこう。 まずは彼、戯双。この隊の隊長だ。いいとこのでだが、あまり強くない。忍術の腕は確かだが、後の能力があまりにも低すぎる歳は16歳で礼儀正しい青年だ。 次は華鎌この忍者隊の唯一のくのいちだ。彼女は、忍者の中でも特別な調合士というのをやっている。それは薬品を調合したりして傷薬などを作る。時には毒薬や爆薬を作ったりもする。歳は18歳のおてんばな女だ。 次は刹那。剣術の使い手だ。忍者刀「真斬」を方に担いでるかなりの力持ちな大男だ。歳は35ぐらいで、おおざっぱな人間だ。 次は大和。手裏剣術の使い手だ。小柄で手先が器用。弱気な性格だ。歳は15歳で、最年少である。 最後にこの物語の主人公、飛竜。完全なる落ちこぼれ。何故忍者になったのか、何故なれたかも分からない。忍術も使えなければ、手裏剣術、剣術も、使えない。唯一の特技といえば、足がこの中では一番はやいということだけだ。しかしたいして早いわけではない。17歳で、性格は楽天家。 まぁこの五人のメンバーで忍者隊を組んでいるが全員がたいして強くない、ましてや何も出来ない奴がいるような落ちこぼれ忍者隊だ。忍者は誰かに雇われて行動するのだが、だれもこんな落ちこぼれ達を雇ってくれない。戯双は、今日も雇い主を捜し、ダメだった・・・。 戯双「今日もダメだった。どうしよう。これじゃ行動が出来ないぜ」 刹那「おい。今日全の国の王様が護衛を捜してるって聞いたぞ。明日試験があるらしい。」 大和「それは無理だろ・・・。全の国っていったら凄い大国だぞ俺たちが行ったところでどうにも・・・」 飛竜「まぁダメ元で行ってみようぜ。どうせやることねぇ~んだろ?」 華錬「恥かくだけじゃない?」 戯双「まぁいってみようぜ。行く当てもないし」 そして次の日 飛竜「うっわぁ~~凄い人だかりだぜ軽く千人はいるんじゃねぇか?」 刹那「おい。王様がでてきたぞ。」 全の王「よくぞこれだけ集まってくれた。これから試験を始めようと思う。しかし、我が集めるのは忍者隊だけじゃ。他は帰るがよい。」 一同「なにっそんなこと聞いてねぇぞ。何だよ。無駄足だったぜ」 華鎌「何か凄い帰っていくわよ。忍者はほとんどいなかったみたい。」 大和「まっ変に期待はしない方が良いよ。まだ百人近く残っている。この中から選ばれるのは難しいし。」 戯双「そうだよなぁ。でも試験ってどうやってするんだろ。」 飛竜「楽しみだよなぁ」 全の王「これだけか。うむ。まぁよい。これより試験を始める。ルールはこの札を見つけてくるのだ。これ1枚で3人まで合格じゃ。範囲は我が城の中だ。この札を取るために決闘などはしても良い。相手から奪うのももちろん良い。頑張ってくれ。」 飛竜「じゃぁ俺たちは二枚取らなくちゃならないんだな。」 そして試験が始まった。彼らは無事合格できるのか。 第一章 完 |